■ 2015年12月28&30日 撮影
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私の日本国鉄 蒸気機関車撮影の原点が1970(昭和45)年の稲沢第一機関区なら、海外蒸気機関車撮影の原点は1977年の東ドイツ・ドレスデンである。真っ赤に塗られた直径2mという大スポーク動輪に、ウィッテ式風導板を装着した01−5は、憧れの機関車だった。にも関わらず1977年に単独で訪れた時は、社会主義国の暗さに押しつぶされそうになって、まともな写真が残っていない(→ 1977年、東ドイツの写真)。 それが逆に憧れが増幅する形で心に棲みついていた。 今回、Schwarzwaldbahn(シュヴァルツヴァルトバーン;黒い森線)で蒸気機関車が走ると判り、Dreiseenbahn(ドライゼーンバーン;三湖線)と掛け持ちで撮影することにした。当初は形式52型が走る発表であったが、運転二か月ほど前になって形式01−5型で運転されように機関車が変更されることが分かり、狂喜した。3日間のうち1日の撮影予定を、2日間をSchwarzwaldbahn で撮影するように予定変更をした。 このページでは Schwarzwaldbahn の、私的に絶景と思っている Hornberg (ホルンベルク)の俯瞰写真をUPした。1977年のドレスデンから38年の時を経て、やっとドイツらしい風景の中で憧れの機関車を撮影できた喜びは大きい。 |
上写真;動輪直径2m、全長24.4m、日本の蒸気機関車の門鉄デフの元祖とも云うべき ヴィッテ式風導板を装着した華麗な機関車。 |
上写真3枚;Gutach (グタッハ)方面から山裾の勾配を蛇行しながらHornberg (ホルンベルク)へやって来る。駅を通過した列車は、Niederwasser (ニーデルヴァッサー)方面へ過ぎ去っていくまで約10分 眺めることができる。 山間の町は午後3時半には日も陰り暗くなる。日没時刻は午後4時48分。汽車がホルンベルク駅を通過するのが午後4時55分。写真では明るく写しているが、実際はけっこう暗い。 |
上写真2枚;Hornberger Viadukt (ホルンベルク橋)を渡る。同じ場所の写真だが、違う日の撮影で、トリミングではない。 上写真、機関車の運転室とその上の煙が赤く染まっている。投炭が行われている証である。 下写真、微かに流し撮り気味にカメラを振って写している。 |
上写真;Hornberg の駅を通過していく。 |
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Last Updated 2016-01-19