■2016年8月13日 撮影
ドイツ南西部、バーデン=ヴュルテンベルク ( Baden = Württemberg )
Sauschwänzle Bahn (Zollhaus-Blumberg 〜 Weizen)
ザウシュヴェンツレバーンの列車を撮影に Taxi で Fützen へ出掛けた。
Weizen行きを撮影して Zollhaus-Blumberg の俯瞰できる丘まで戻ろうと思ったら、
来た時の道が自転車のロードレースのために封鎖されていた。それで迂回路を走ったら、
驚きの光景が目の前に現れた。Baureihe 50 (50型)が庫で整備されているではないか。
これは Schwarzwaldbahn での臨時列車のために Rottweil まで出張するための整備だと
後で判ったのだが、そのための機関車がここで整備されているとは、想定外だったから
驚愕した。これは何かのご褒美だと、撮影した。そして俯瞰の丘に戻り、整備が済んだ
50型が単回されて来るのを迎えうった。今日的には、単機回送も珍しい貴重な光景であった。
この機関車、1942年に製造され、1997年から
Dampffreunde Schwarzwaldbahn-Baar e.v.
の所有機である。機番2988号機(製造番号9575)は、
1942年製造である。50型は1939年から1948年にかけて、主に戦中に総数3146両が製造
されて、貨物機でありながら客車にも活躍する万能機であった。日本国鉄で云うならD51的
存在だが、機関車全長は22.94mあり、日本国鉄で最長のC62 の21.5mより1m半も長い。
この機関車が Schwarzwaldbahn で走る処が撮影したかったが、残念ながら日程の都合で
叶わなかった。ぜひ次回は単回ではなく、列車の先頭に立つ姿を写したい。
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