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■俯瞰
1977年の東ドイツ(ドイツ民主共和国)時代に訪れて以来、37年ぶりの訪問となった。その時は社会主義体制下にあって、鉄道施設は軍事機密的な扱いであった。東ドイツへ入国するには予約したホテルのバウチャーが無いとビザが発給されず入国できなかった。かなりの制約の中で正直、ビビリながらの撮影だった。ライプツィッヒ〜ドレスデン間の移動中に見つけた
ナロー蒸気機関車に駅を降りて撮影したが、そんな訳で積極的な撮影には程遠かった。
37年ぶりに訪れた当路線は東ドイツ国鉄から壁の崩壊後にはドイツ国鉄へ、そして2004年からはSDG(Der Sächsischen Dampfeisenbahngesellschaft ) という蒸気機関車路線を他にも保有する私鉄に併合されて運営されている。東ドイツ時代とは一転して観光路線として多くの乗客を運んでいるが、全ての列車が蒸気機関車で運転されているため、早朝の通勤列車も蒸気機関車によっており、生活路線としての重責も担っている。線路はちょうど作曲家リヒャルト・ヴァーグナー没年の1883年に王立ザクセン国有鉄道として建設が始まり、翌年に開業している。線路の軌間は750mmである。運転区間はドイツ鉄道に接続するRadebeul OstとRadeburugの間の16.6Kmであるが、半数の列車は途中のMoritzburgまでで折り返す。
Dresden HBFからRadebeul OstまではRE列車で3つ目、S-Bahnで5つ目の駅で、いづれも15分前後でアクセスでき撮影し易い。
1977年当時、この路線に関する情報は全く無かった。しかし37年後の今は情報がGetできる。ドイツ人蒸機ファンがUPした動画サイトを見ると、ブドウ畑の広がる山裾を走って行く映像が有った。ドイツ人は線路端からの撮影よりも客車からの添乗映像を好むのか、走行中からの展望映像はロケハンのイメージ映像として役立つ。その山上からの動画は見つからなかったが、客車から山が見えるなら逆も見えるはずだ。Google Earth で地形をチェックして現地へ赴いた。目星をつけた場所へ行ってみると、やはり直線区間を眺めることができた。ドイツらしい赤レンガ屋根の家々が緑の中に点在する風景に感動し、同じ場所で何本も撮影した。日中でも9℃(現地天気予報による)までしか気温が上がらなかったおかげで、綺麗な白煙を写すことができた。
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