No.77 | デル二ッツ鉄道、ライピツィヒ ゲヴァントハウスオーケストラ第九演奏会 |
Nr.77 | Döllnitzbahn 、Leipzig Gewandhaus Orchester Nr.9 Sinfonie |
■2022年12月29日(木)、Sachsen (ザクセン州)Döllnitzbahn(デル二ッツ鉄道) |
蒸気機関車の動態保存運転を行っている 、ザクセン州オシャツ(Oschatz)からグロッゼン(Glossen)
の間16Kmを結ぶ軌間750mmのナロー鉄道である デル二ッツ鉄道を訪れた。
ここは当時まだ 東ドイツ(DDR;ドイツ民主共和国)という社会主義体制時代、まだ東ドイツ国鉄であったが、 に一度 撮影に訪れている。 それは 45年前の 1977年08月の事で、私は19歳の大学二年生であった。 今回、当時写した写真をスマホに入れて持参し、写した場所に立ってみた(添付上写真)。 1977年に写した機関車の右の白い建物は明らかに添付写真に写った建物だが改装点が有るのと、左側の建物が 無くなっている。雑木が伸びており、同じ場所での撮影は断念した。 あれから45年経つのか、と感慨深い。それだけの月日が経ちながらも、再び回顧できる地に戻れた事が嬉しかった。 |
デル二ッツ鉄道で汽車を撮影後、急いで ライプツィヒ(Leipzig)に戻った。ホテルで着替えてからゲヴァントハウス
大ホールへ行き、オーケストラ演奏を聴いた。年末演奏会であるベートーヴェンの交響曲第九番である。
年替わりの大演奏会、ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン 交響曲第9番 |
ゲヴァントハウスオーケストラの公式HPから座席を選んで予約したのは2022年 08月26日。
日本の厚労省が「Mysos」というアプリにパスポート情報とワクチン接種証明を申請して 登録が許可されれば日本再入国が比較的スムースにいく(これをファストトラックと云う)ように 規制が緩和されたことで、年末年始の訪独に光が見えたことで予約したのだ。 その後、この「Mysos」というアプリは現在は「Visit Japan Web(VJW)」というシステムに変更 されている。 ゲヴァントハウスの公式HP で選んでチケット購入したシートは「Saalemporerechts」で、130ユーロ だから円換算しても安い。来日しての演奏会なら5〜6万円はしそうだ。 ライプツィヒ歌劇場ではワーグナーを聴いているし、ライプツィヒ・トーマス教会ではバッハなどを 聴いているがコンサートホールの方は初めてだ。 ホールはこの前の戦争で被害を受けたため、1981年に再建された近年の主流となっている ヴァイン ヤード式という、ステージを取り囲むように座席が有るホールである。 地元の愛知芸術劇場コンサートホールも同様だが、比べるとこのゲヴァントハウスの方がステージの 直ぐ近くから座席が斜面に配置されており、奏者が見やすそうだ。 ただ現地へ行くとヴァインヤードのブロックごとに座席への出入口があるのだが、分かり難い。スタッフ に何回も訊いてようやく辿り着いた。 演奏曲目は第九の一曲で、序曲など無しという清さだ。 演奏時間は楽章間のパウゼを含めても、午後08時02分に演奏が始まって、午後09時15分に終わっていた。 管弦楽団の素晴らしさは云うまでもないが、合唱団の澄み切った響きには感嘆した。曲名に言うまでも 無く、本当に合唱曲のように、それはまるでミサ曲であるかの如くの神々しさであった。その合唱を 尊重した指揮も管弦の歯切れの良さと相まって素晴らしい演奏であった。 新型コロナ関係無く聴衆(ほぼ100%ドイツ人など西洋人)のマスク着用率は0%。ホールスタッフは マスクしていたが。私は終始、N95マスク着用。楽章間に聴衆の多くが緊張から咳払いするし、ブラボー など歓声も自由だから流石に抵抗感が有ったのは日本流のコロナ脳に毒されているからだろうが。 演奏は本当に素晴らしく、スタンディングオベーションとなった。素直に感動を立って表現できるのは 良いものだと感じた。
上写真;ライプツィヒゲヴァントハウスの外観&ロビー&指揮者登場前の舞台。 |
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Last Updated 2023-02-26