撮影場所&日;愛知県北設楽郡東栄町月、平成18(2006)年11月22、23日 撮影機材;Nikon D70s+SIGMA10-20mm、 D80+VR18-200mm |
以前から榊鬼が願主の家へ出向き、家人の背を踏むいわゆる“家踏み”が、月、中設楽や古戸であることを聞いていた。だが、なかなか拝見する機会が無かったが、今回やっと撮影させて頂くことができた。 榊鬼はこれまでも記したように、花祭の最大級の神格・霊格であり、強力な呪力でもって邪霊を鎮撫・駆逐していく。その呪力は花宿や村内集落の災い魔障を祓っていくだけではない。祈願の願主があれば、その家に出向いて反閇(へんばい:当地では“へんべ”という)を踏み、そして魔障の駆逐された場で願主を踏む。主に病気や体の悪い場所を踏んでもらうということだ。当然ながら、笛・太鼓が入り、神事を行いそして榊鬼が五方に舞い、そして反閇を踏むだけのスペース余裕のある家でなければならない。榊鬼に同行すると、願主家族だけでなく親戚、あるいは近所の人まで「鬼さまがやってきたよ」と願主が呼びかけて、部屋は人で埋まる。それは花宿とは異なった雰囲気の中で、榊鬼が舞う。それも花祭が持つ一面である。尚、撮影には願主家人の許可を得たことは申すまでもありません。 左写真は中国からの女性お二人さん。彼女らも背を踏んでもらっていた。日本滞在の良い思い出になるといいですネ。 |
上写真4枚、願主の家での榊鬼の舞と背踏み。 |
上写真3枚、地固め |
上写真、花の舞 |
花宿に入る榊鬼 |
|
上写真3枚、山割鬼 |
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Last Updated 2010-01-01