日本!(お神楽)
No.18 黒倉田楽
撮影場所&日;愛知県北設楽郡設楽町平山黒倉神社、平成18(2006)年2月26日
撮影機材;Nikon D70&D70s、Nikon AF VR24−120mm、SIGMA18−50mm
現地情報;駐車場=路上、売店食堂=無し

黒倉神社は小鷹明神として、御神体に黄金の鷹の羽を祀ると伝えられてます。本殿の階段下には拝殿を兼ねた観音堂が建ってます。観音堂内で田楽が舞われますが、本尊の聖観音菩薩像は本殿に対して90度直角に横向きです。田楽は式次第27番と云われますが、舞われない曲もあるため、二十数曲というところです。同じ設楽町の田峯田楽が「昼田楽」「夜田楽」「朝田楽」と三部構成がしっかりしてますが、当田楽では区切りなく連続して舞われます。農耕予祝の田楽は最初から23番目の【惣田楽】までですが、この曲から以降は野外の境内で舞われます。野外では面形舞という、神楽能的な舞いになります。面形舞のお囃子は花祭に瓜二つで驚きますが、伝承によると現在の東栄町小林の禰宜が当田楽を行なっていた時期があり、それで花祭の影響が強く残っていると云われてます。ですが享和元(1801)年の大火で記録が焼失しており、資料が残っていないそうで、詳細が分からないのが残念です。
今回の田楽の農耕予祝舞を舞った奉仕者総勢14名ほどは、殆どが70歳以上の高齢者で、お囃子も録音テープをスピーカーで流すことが多かったです。次世代に田楽を伝承していく中年世代が皆無であったのは、伝承の今後が気がかりです。ただ、祭り見物には観光バスで乗りつける団体もあり、境内での舞いの時は約100人程が焚火を円陣状に取り囲み、盛況でした。写真的なことを言えば、私的には超広角の画角で画面を傾けて写すのが好きなんですが、昼間ゆえ反対側の人が写り込むので、今回は中望遠の画角で舞人さんをアップで撮影しました。

《参考文献》
【奥三河の祭事記】新城南北設楽広域市町村圏協議会発行

上左【一之舞】禰宜さんの舞
上右【田植え】中央に太鼓を置き、榊で太鼓を叩く。一般見学者も参加。

上左右【惣田楽】花笠をかぶり、五方を舞ってから焚火の周りを廻る。

上左【一之鍵取り】“火の禰宜”の面
上右【四寸の鍵取り】“翁”面で、禰宜との問答があり、お囃子も花祭そのもの。

上【三鬼之舞】 一番鬼、二番鬼そして茂吉鬼が登場して、境内中央の焚火を鉞で撥ねる。
鬼が鉞で薪を撥ねるから火柱が上がる瞬間を狙ってシャッターを押すのだが、撥ねた直後に跳ね上がった薪が、私と横に居たN氏の二人を直撃した。
写った写真を見てビックリ!飛んでくる燃えた丸太が写っているではないかっ。鬼が撥ねてから私らを直撃するまで、恐らく僅か0.5秒、、。避けられないですね、、、。

上左・・・燃えた丸太が腕を直撃した私のジャンパーは、一瞬にして焦げた穴が開いていた。(私のコンデジでY氏に写してもらいました)
上右【獅子と駒】禰宜が御幣で祓い、後に獅子は焚火の周りを右回り、駒は左回りに周回する。出会う度に獅子が駒を噛む、というか、、、その外見状態が、男女交合の豊穣予祝、、、です。


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