日本!(お神楽・田楽)
No.33 アステールプラザ神楽鑑賞会 (大塚神楽団、宮乃木神楽団、松原神楽社中)
撮影場所&日;広島市中区 アステールプラザ、平成20(2008)年11月23日
撮影機材;Nikon D300+VR70-200mmF2.8G、D80+VR70−300mm、Tamron28−75mmF2.8

『アステールプラザ 神楽鑑賞会』へ行って来た。三つの神楽団が共演され、それぞれ二曲づつ舞われた。最近、三箇所で拝見・撮影した芸石神楽(石見+芸北)と異なりホールでの上演なので、二階席から俯瞰撮影できるという点も、写真的に興味津々であった。
 尚、今回はホールでのお神楽のため、事前にホールに撮影について尋ね、そして各お神楽団さんおよびお神楽社中さんに撮影とUPの許可を頂いてから出かけた。お神楽の演目は、下記の通りであった。

      一.【道成寺】大塚神楽団
      二.【滝夜叉姫】宮乃木神楽団
      三.【天神】松原神楽社中
      四.【戻り橋】大塚神楽団
      五.【石見重太郎】宮乃木神楽団
      六.【大蛇】松原神楽社中

大塚神楽団さんは広島県北広島町で明治30年頃に結成されたお神楽団である。石見神楽の伝統を受け継ぎながらも、昭和20年代後半からは千代田神楽の影響もあって新舞をも舞われていらっしゃる。
宮乃木神楽団さんは広島市安佐北区、安佐町飯室の野原八幡神社を氏神とされるお神楽団で、結成は平成10年である。阿須那系のお神楽を中心に伝承されている。
松原神楽社中さんは島根県浜田市三隅町で昭和55年に結成されたお神楽団である。迫力あるお囃子に躍動感ある舞がモットーで、心に残るお神楽を目指していらっしゃる。
今回のお神楽鑑賞会、どの神楽団・神楽社中さんも素晴らしい熱演で、圧倒的な感動であった。
(ありがとうございました。)

■道成寺(大塚神楽団)
紀伊の国の娘 清姫は、熊野詣での僧 安珍を恋する。夫婦になる約束を破って逃げた安珍は、生霊となった清姫に追われる。道成寺へ逃げた安珍は、寺の鐘を落として中に隠れる。追ってきた清姫は、鐘ごと安珍を焼き殺そうと取り付く。
娘の顔が般若や蛇の顔に舞いながら変化して、激しさが増していく壮烈さ。

■滝夜叉姫(宮乃木神楽団)
 平将門の娘は天慶の乱で敗れた怨念を晴らすべく、貴船明神に丑の刻参りをする。妖術を身に付けた姫は、滝夜叉姫と名を改めて朝廷を呪い反乱する。滝夜叉姫を討伐すべく、朝廷から陰陽師の大宅光圀が使わされる。そして激しい闘い。
写真は、鬼気迫る貴船明神での、呪詛調伏によって鬼が憑くシーンと闘い。

■天神(松原神楽社中)
右大臣菅原道真は、左大臣藤原時平の策謀に嵌り大宰府に流される。その無念を晴らすべく、道真は時平を討つ。

■戻り橋(大塚神楽団)
京の都は羅城門と戻り橋の辺り。この辺りに出没する怪しい老女。その正体は鬼の茨木童子、そして酒呑童子。その鬼の軍団を頼光の四天王が成敗に向かう。

■岩見重太郎(宮乃木神楽団)
父の仇の広瀬軍蔵を追う岩見重太郎は、途中で嘆く老人と娘に出遭う。娘は老杉の祠で、白神のヒヒに生贄にされるという。それを聞いた岩見重太郎、娘に変装してヒヒを待ち構えて退治する。その後、仇の広瀬軍蔵の一味に出会い、見事本懐を遂げる。

■大蛇(松原神楽社中)
 出雲の国で、須佐之男命は嘆く老夫婦と娘に出会う。理由を訊くと、八岐大蛇に娘が順に人身御供で食べられ、ついに最後に一人残った娘の番だという。須佐之男命は強い酒を醸造させ、現れた大蛇に飲ませて酔わせた処を討ち果たす。


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