上写真;真野ちゃんカメラで撮影中の拙者(妻、撮影)。 (注 ; 添付写真中の真野ちゃん写真は、10thシングル発売イベントにて販売された写真 〜 by ハロー!プロジェクト) |
真野恵里菜ちゃん10thシングル「My Days for You」、30秒間の動画 ←クリック 真野恵里菜ちゃんの 10thシングル 「 My Days for You 」 の ミュージックビデオ(MV) で、カメラを持って団地や川べりの土手を歩くシーンがある。 一見すると銀鉛の一眼レフカメラだが、ウエストレベルファインダーの変り種である。真野ちゃんが持っているカメラ、同機種が欲しい! 探していた、、、。 そしてやっとGetした。 カメラの機種は、東ドイツ(Deutsche Demokratic Republik;ドイツ民主共和国)時代のIhagee社の、ペンタコン−ドレスデンによるEXA 1cである。付属していたレンズは、TESSAR CARL ZEISS JENA 50mmf2.8。 カール・ツァイスと云っても、東ドイツのである。EXAシリーズはエクサクタ(エキザクタ)の普及版として、東ドイツで1951年から1980年代まで製造されたという。真野ちゃんが持っていたEXA1cは、シリーズ最終期のタイプである。 ただし、映像や写真で真野ちゃんカメラを見ると、装着されているレンズが違う。レンズも揃えなくては、真野ちゃんバージョンにならない。で、レンズも探してGetした。そのレンズは、INDUSTAR−50−2、50mm f3.5(M42)である。このレンズは1950年代から1990年代初頭にかけて、ソビエト連邦時代にモスクワ近郊のKMZ(クラスノゴルスク機械工場)で製造された、パンケーキ型レンズである。アルミ銅鏡の初期シルバーモデルと、後期ブラックモデルとあるが、真野ちゃんカメラは後期型である。しかもレンズのロゴは英語表記でなく、キリル文字表記である。 かくして『真野ちゃん My Days for You バージョンのカメラ』 が出来上がった。 東ドイツのEXA 1c + ソ連のINDUSTAR 50−2 である。 ウエストレベルファインダーのカメラで、しかもパンケーキレンズとは!。そのような組み合わせのカメラとレンズだと知ると、その機材を真野ちゃんに持ってもらって撮影されたスタッフの方の、マニアックさと拘りに脱帽である。機材選択のセンスが素晴らしい。通俗的なライカとかでないのが、粋である。 ウエストレベルファインダーを覗き込む真野ちゃん、たまらなく可愛い。 |
|
上写真;MVのスチール写真ではカメラのロゴがマスキングされている(動画では出ているが)。上写真は、EXA 1c のロゴをマスキングせずに撮影した。 カメラは1980年ころの東ドイツの製造。その頃、私は東ドイツへ蒸気機関車の撮影で訪れている。EXA 1cの故国の雰囲気を出すため、東ドイツ国鉄の路線図、時刻表そしてカメラの故郷であるドレスデンのエルベ河鉄橋を渡る01型の写真と一緒に撮影してみた。蒸気機関車の写真は1977年8月5日の撮影で、機材はゼンザブロニカS2+ニッコール75mm&トライXである。 |
上写真;真野ちゃんカメラ(EXA 1c)のファインダーを覗く。レンズはINDUSTAR50−2。ファインダーには、平成23年6月のファンクラブ・バスツアーにおける、浴衣姿の真野ちゃんとの2ショット写真が写り込んでいる。 |
上写真; 京都(壬生・祇園・梅小路蒸気機関車館)を、真野ちゃんカメラ(EXA 1c)で撮る(平成23年9月18日)。ただしレンズは、TESSAR CARL ZEISS JENA 50mmf2.8である。 、、、実際に使ってみると、本当に曲者カメラだ。正確なピント合わせのためにルーペを出していると、ファンダー内のフレーミング全域が見えない。かといってルーペを出していないと、ピントも分からない。 結局、やっぱりピント合わせ後にルーペを収納する手間がかかる。むろん手動だから、1回づつカメラを構え直すことになる。しかも線路など水平が求められる被写体には、傾きやすく水平を保つのが難かしい。 レンズは50mmだが、70mmの中望遠の感覚に見える。ファインダー視野率がかなり狭いのだろうか。 なかなか動いている被写体を写すのが難しい。カメラのシャッター速度は最高速でも1/175秒だが、今回は止まっている被写体ばかり写したので、1/60秒固定で、絞りを調整して撮影してきた。 ミラーシャッターの切れる音と衝撃は大きく、バコッ!という音がする。ゆっくりシャッターを押し込んでいくとミラーが降りてくるから、だんだんとファインダー視野が暗くなり、シャッターが切れるとミラーが自動復元しないから、ファインダー内が何も見えなくなる。 またフィルムを巻き上げるとミラーが上がり、ファインダー視野が見えるようになる。 添付写真の一番上で私の右手人差し指はカメラ上部にきているが、クセで置いているだけで、シャッターの位置は本体左側の前面にある。シャッターを切るのに、シャッターを探す始末。これも慣れが必要だ。 |
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Last Updated 2011-09-26