撮影年月日;平成20(2008)年6月7日
撮影機材;Nikon D300+35−70mm
ホタルが飛ぶのを見たのは、いつ以来だろうか…。
真清田神社さんで「第七回ほたるの夕べ」が行われたので、参拝の折に鑑賞・撮影してきた。この催しは、「さわやか三二会」さんによるホタルのご奉納で実現したもの。境内、神池などでホタルが放たれると、魅惑的媚惑的な光跡で飛ぶ。
境内は多くの参拝者で賑わい、梅雨の晴れ間の夕べ、初夏を感じる風流な催しであった。
平家蛍は6月頃に産卵すると、12月頃に冬眠に入るまでに3回脱皮する。2月頃に冬眠から覚めると、4月ころに4回目の脱皮をして上陸する。上陸後土中に潜り約40日間、土中で羽化を待つ。6月になって羽化、そして成虫となって点滅しながら求愛し交尾をするが、成虫としての寿命は僅か7〜10日という。水中生活の幼虫時代には、タニシを餌にしている。蛍の減少は、農薬や水質汚染でタニシが減少したことも原因であろう。
ところで「ホタル前線」なる予想がある。平成20年度は春が暖かかったため、平年より全国的にホタルが飛ぶ時期が早くなるそうである。ちなみに最速は熊本の5月6日で、だんだん東へ移動していって、もっとも遅いのは札幌周辺を北限とした7月20日である。
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