撮影場所&日;三重県亀山市西丸町亀山神社、平成19(2007)年10月14日 撮影機材;Nikon D70s+SIGMA10-20mm、D80+VR18-200mm 現地情報;鞨鼓踊りは19時半〜20時半、駐車場あり |
阿野田町に本拠を置くカンコ踊りが、亀山神社の秋祭りに踊りを奉納する。ここの特徴は、踊子の中央に立つ“だし”と呼ばれる花傘であろう。生の竹13本に、各一本づつに53の和紙でできた花を付けて出来上がっている。和紙に色子で染めた花は、桜だという。秋祭りに桜とは季節感がズレているが、本来は春先にでも踊られていたのだろう。阿野田の地を離れて亀山神社で奉納されるようになった時に開催日が変更された可能性もあるだろうが、踊りの伝承が目的となって、本来の雨乞いや厄神払いのカンコ踊りの意味が薄れていくのは寂しいが、現状では致し方ないことかもしれない。阿野田町でも町内会の小学生〜中学生が法被姿で何曲も踊るなどして踊りの曲数を維持するのが大変そうである。そのような子供が成長してからも、踊りの伝承の大切さを知って受け継いでもらえるならありがたいことであるが。 青年が踊る「じんやく」という曲では現地の人が私に、足掛けやでクライマックスやで、と教えてくれたように、二人の踊子が片足を引っ掛合って踊る激しい曲があった。6人の踊子が激しく跳躍乱踊しながら花傘のダシの周りを回転していく様は、時の経つのを忘れるほどに素晴らしい踊であった。 今回はダシの周囲を激しく踊る姿を、流し撮りを多用して表現してみた。 |
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Last Updated 2010-01-01