滋賀県長浜市西浅井町集福寺・下塩津神社、 平成25(2013)年8月16日 中踊りが打つ鉦・太鼓の音が「チャカチャンチャン」と響くことから「チャンチャコ踊り」と呼ばれる雨乞い返礼の踊りが、3年ぶりに行われた。 踊子は太鼓打ちが2人、鉦打ち2人そして棒振り2人が踊り、その側らに女性の花笠が側踊りとして控えている。 例年、昼から夜まで町内各所と神社で踊られていたそうだが、今回は道中と神社の境内で2時間ほど行われた。 神社への行列は、前杖・長刀・挟箱・毛槍・立傘・大弓・槍・鉾・チャンチャコ踊り子の順に所どころで奴振りを行いながら進んだ。 集落は敦賀へ抜ける塩津街道から東へ入る位置にあり、集落内の石碑には旧北陸線の中之郷駅方面への案内も残っていた。 背後に北陸への山越えの口に位置し、集落内には小川もあるが、日照りで枯れた場合の打撃は大きかったことであろう。 上記したような交通の要所に位置して、文化の往来もあった集落に、風流な踊りが雨乞いの行事と習合して企画されたのが始まりであろう。 特に側踊りの花笠の異様でありがから風雅な姿は特筆モノだと思う。 末永く伝承されることを願っています。 |
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Last Updated 2013-08-27