■ 西宮神社 観月祭 (原笙会舞楽)
撮影場所&日;兵庫県西宮市 西宮神社、平成20(2008)年9月14日 撮影機材;Nikon D300+VR70-200mmF2.8G、D80+VR18-200mm 西宮神社(兵庫県西宮市)さんでの観月祭では祭典に引き続き、女人舞楽 原笙会さんによる舞楽、そして識者演奏家グループによる管弦が奉奏された。 原笙会さんによる舞楽は二曲が奉奏された。まず舞楽【柳花苑】。この曲、《源氏物語》に一箇所 名前が出てくるらしいが、女人の舞であった舞は、千年も前に絶えて曲だけ が残っていたという。それが平成元年に原笙子氏によって「信西古楽図」の舞姿を参考に復活されたのが、現在の舞である。男性の平舞よりも動きが早く、平安時代前期(以前)の女官姿が元となったという装束がヒラヒラと翻って、世にも美しい。舞ぶりも女性専用の舞らしく可憐かつ流麗で、この曲を復元された原笙子氏の実力の程が偲ばれる大変に美しい舞であった。そして【平安舞】は十二単で舞う曲である。東儀秀樹氏作曲の「真珠庵」の現代メロディに五節舞の装束で舞う。こちらも大変に素晴らしく、【柳花苑】が月の世界からの使者の天女の舞、そして【平安舞】がかぐや姫の舞という仲秋の名月にふさわしい雰囲気とストリー仕立てに、両曲で構成されていた。 渋滞の東名阪道、新名神、京滋バイパスそして名神高速道と走り抜けて拝見・撮影しに行った甲斐があった。 尚、識者による管弦演奏は唐楽 盤渉調【秋風楽】、天王寺流楽譜による復元演奏であった。 原笙会HP http://www7a.biglobe.ne.jp/~gagaku/ |
■
【柳花苑】 |
■
【平安舞】 |
■ 大覚寺 観月会(観月の夕べ:お月見)
撮影場所&日;京都市右京区嵯峨 旧嵯峨御所大覚寺門跡、平成20(2008)年9月13日 撮影機材;Nikon D80+SIGMA18-50mmF2.8 |
京都市右京区嵯峨の「旧嵯峨御所 大覚寺 門跡」での、『観月会』へ行ってきた。大沢池に龍頭舟を浮かべて、船上からお月見をするという風流な屋形船が出る。これは九世紀初め、嵯峨天皇がここに離宮を設けられた時に、庭湖を呼ばれる日本最古の人工池のある庭園を造られて、舟遊びをされたことに由来するという。 なかなか月が出なかったが、帰ろうかと思った最終舟の時刻近くに(午後8時45分ころ)、やっと雲の合間から月が顔を出してくれた。 |
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Last Updated 2009-12-29