日本!(雅楽・舞楽)
No.33 西宮神社 「万燈籠」 女人舞楽原笙会
撮影場所&日;兵庫県西宮市社家町 西宮神社、平成21(2009)年7月20日
撮影機材; Nikon D300&D80 + VR70-200mm、Tamron28-75mm、SIGMA10-20mm

西宮神社(えびす総本社;兵庫県西宮市社家町)さんの夏祭「万燈籠」において、女人舞楽 原笙会さんが、舞楽を奉奏された。午後6時、境内の灯籠330基、蝋燭の神火 4000基に点火され、舞楽の奉奏される頃にはそれらが神々しい光で揺らめく。舞楽の舞台は、それらの神火に包まれた松林である。日奉奏は午後7時半、8時半の二回、それぞれ【八仙】【春庭花】が舞われた。
【八仙】は別名『鶴舞』とも称されるが、高麗乱声・破そして急において四人の舞人さんが袖を取り合って舞台中央で周る手がある。神火の瞬く境内で拝見すると、誠に異次元的な舞である。舞人さんは鶴の面ではなく、直面にお化粧で舞われた。
【春庭花】では太刀、挿頭花に白い蛮絵装束で舞われ、万燈籠の揺らめく中でも映える舞姿であった。
阪神地区の大都会、西宮市の神社境内はこの日、無数の万燈籠で世俗とは隔絶したような空間となる。その空間の中での雅楽の調べでの舞楽、異界が顕現したかのようだ。夢うつつか、幻か、、、今回、二回目の夏祭りにおける舞楽奉奏を拝観させて頂いたが、夏の素晴らしい一コマで、来年も楽しみである。
《参考HP》原笙会

上写真;夕刻の境内にて。美しい浴衣姿に、夏を感じる。

上写真;原笙会の舞人さん。

■ 右方舞楽【八仙】

■ 左方舞楽【春庭花】


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Last Updated  2009-12-29