■ 令和4(2022)年09月10日(土)、 三重県伊賀市 伊賀上野城
この日、午前中の仕事後に 名古屋でのカフェコンサートにおいて 谷口沙和さんの
バイオリンを拝聴。
その後、伊勢湾岸道・東名阪道を走って 三重県伊賀市の伊賀上野城 第39回 薪能へ
移動。
前日まで雨天が心配だった(雨天は会館内で)が、見事な快晴の日となった。 コロナ以前は見所(けんしょ=客席)は無料だったように記憶しているが、今回は ¥1,000 の有料席となり、250席が完売していた。特設舞台の設置や能楽諸師へのことを思え ば安すぎ るように思うが、伊賀市の行事であることを思えば、市の補助有っての良心的値段設 定だろう。 番組は 狂言【雷】、能【杜若(喜多流)】であったが、その前に「伊賀市こども能 楽教室」の お子さんや成人の方による仕舞が行われた。仕舞などを稽古している人にとって、薪 能の舞台 で稽古の成果が発表できるのは励みとなり、大変良いことだろう。
さて 能【杜若】は 「旅の僧の前に杜若の精が顕れて、功徳によって草木国土悉皆成
仏と舞って
成仏する」という事で単純に見れば簡単である。しかし杜若の精は在原業平の初冠に
恋愛関係の
有った二条の后・高子の御衣を身に付けて舞うから、その意味は単純では無く複雑で
ある。
見所には初めて能を鑑賞する人が多かったためか、喜多流シテ方による解説も有っ
た。
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◎ 狂言【雷】
(井上蒼大、井上松次郎、 米倉宏貫) |
◎ 能【杜若】
(シテ;長田郷、ワキ;飯富雅介) (大鼓;河村真之介、小鼓;後藤嘉津幸、太鼓;加藤洋輝、笛;大野誠) (地謡;福田、松井、伊藤、高林、高林、松田、後見;長田、平塚) |
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Last Updated 2022-09-28