撮影場所&日;滋賀県長浜市(旧伊香郡)高月町持寺、平成23(2011)年2月13日 2月13日、高月町の持寺では、白山神社と薬師堂のオコナイが同日に行われた。宮座の一つで、社寺に属する氏子寺子が諸戸となって、神仏に仕える行事である。薬師堂と白山神社は同じ境内にあり、頭人宅からそれぞれにお供えする御頭(御鏡餅)を三宝に乗せて奉持し、社参する。後方から鉦、太鼓の鳴り物が続く。社参写真、マスクをしているが花粉症ではない。御鏡餅に息がかかって、穢れないようにしているのである。 一端、御頭は献じられた後で、薬師堂内での読経に移される。読経後、ここのオコナイの最大の特徴である墨書きが行われる。僧侶が御頭(御鏡餅)に、「酒肴御頭」と墨書きされるのである。このように御鏡餅に墨書きされるオコナイの事例は、多くはないが散見することができる。 現時点で拙HPにUP済みは、木之本町古橋や甲賀市滝である(牛玉宝印は除く)。 御鏡餅は現在は外注されてらっしゃるなど簡略化が顕著だが、このような墨書きという核心部分が残っていることは、見事なオコナイである。 ※持寺の皆様には御世話になり、感謝申し上げます。 |
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Last Updated 2011-04-20