撮影場所&日;滋賀県近江八幡市大中町、平成21(2009)年3月21日 撮影機材;Nikon D80+SIGMA10-20mm 3月21日には松明を、そして翌日にはオコナイの撮影を伊香郡木之本町でしたが、この二日間は近江の祭礼内容の移行時期を象徴的に表している。なぜなら22日のオコナイは、餅”オコナイとして今年最終であるし、「大中の松明」は春祭りとしての松明祭りの先発の部類であるからだ。オコナイと松明の祭礼地域は重ならないが、季節の移ろいを祭礼から知る気がする。 大中町は全部で約70戸の集落で、うち50戸が専業農家である。その集落の鎮守社である大中神明宮では午後7時、氏子総代さんの持つ提灯や高張提灯を先導に、子供御輿、大太鼓に 引きずり松明が町内を一巡する。午後8時、それらが神社に戻ると、境内に立てられた三基の笠松明や子供松明に順に奉火される。笠松明の後に大松明に奉火されて、それが崩れ落ちて炎上する中に、若衆が乗って御輿状になった“引きずり松明”が何度も何度も出し入れされる。その松明も燃え始めるが、それでも何度も大松明の炎上する中から出し入れされる。実にスリリングである。 |
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Last Updated 2010-01-01