■ 小田神社 郷(小田・十王・江頭)祭り 撮影年月日;平成21(2009)年4月11日 撮影機材;Nikon D300+VR18-200mm 滋賀県近江八幡市の小田神社の郷祭り における宵宮・松明奉火を撮影してきた。小田神社は、小田町・十王町および江頭町の氏子よりなる郷社である。各町に氏子総代、祭礼団があって、各町から大太鼓も神社に練って来る。笠松明は江頭町と十王町が各一基、小田町が二基を作製する。昨年は氷解神社への馬場道に高さ10mほどの笠松明が林立したが、今年は場所が変わっていたし、松明もやや低くなった気がした。昨年奉火した場所に民家が建ったことで場所が変わり、安全性を考慮したものと思うが。小田神社の郷祭りにおける松明は、神社境内で行わないので、民家の増加で肩身が狭くなるのは仕方ないが、伝承という意味では残念である。 ここでは、松明奉火と同時に打ち上げ花火も上がる。そのコラボの写真に昨年は満足できなかったので、リベンジしてきた。 |
■ 北津田町 大嶋奥津嶋神社 撮影年月日;平成21(2009)年4月18日 撮影機材;Nikon D80+SIGMA10-20mm、D300+VR18-200mm 滋賀県近江八幡市北津田町の、大嶋奥津嶋神社祭礼における宵宮松明奉火を撮影してきた。 ここの北津田町と隣接した島町は、共に大嶋奥津嶋神社を氏神として祀っている。しかし昨夜の宵宮においてだけ、島町は若宮神社で宵宮の松明奉火を行い、北津田町は大嶋奥津嶋神社で松明を行った。本日(ほんび)は一緒に執り行っている。 昨年は島町が若宮神社で奉火した松明を撮影したので、今年は北津田町の奉火を拝観・撮影した。 北津田町は約60戸の集落であり、10戸づつで一基の笠松明を作製するから、六基が並んだ。そして大松明が一基である。 松明を眺めていたら、初老の男性が独り言のような語り口で話しかけてきた、、「今日は、あの松明が一番綺麗に出来上がっている。例年、上手くなにのに、今年は見事だ。以前は、何処何処の松明が一番だとか、品評したもんじゃ。」一基の松明を約10戸で作製するから、どの松明は何処が作ったか直ぐに分かる。「あの一番美しい松明は、笠の部分の大きさが均整とれてるし、傾きも程よい。あの松明は、笠の部分がデカ過ぎるし傾き過ぎじゃ。」 地元で、毎年の松明を何十年も見守り続けてきた人の話を聞くのは楽しいものだ。他の集落の松明ではよく見かける笠の大きさも、ここの流儀では美的とは云えないようだ。それこそが集落の松明の個性である。 |
上写真3枚;子供松明。自分で点火する子も居る。 |
上写真;大太鼓の宮入り。 |
上写真;笠松明の奉火。 |
上写真;水鏡。 |
上写真;奉火は、幼児が眠くなる頃まで続く。 |
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Last Updated 2010-01-01