■撮影場所&日;滋賀県東近江市上平木、平成23(2011)年4月23、24日
上平木の日吉神社大祭では、3日間にわたって祭礼が行われる。初日の宵宮、二日目の昼の大祭と夜の御託宣。そして三日目の卯の刻渡り、御面渡行そして神輿渡行である。今回、奉拝・撮影させて頂いたのは、二日目の御託宣から三日目の御面渡行である。 |
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■御託宣
拝殿での祭典の時にも、済美会によって鳴り物が囃される。やがて御神燈を頂いて、参道の大松明に点火する。大松明のてっぺんの御幣が焼け落ちる頃、済美会の若衆が太鼓・鉦を持って、火の間を駆け抜ける。 |
■卯の刻渡り
御旅所で再び集合し、小松明に点火した状態で参道鳥居の処の大松明まで渡る。御託宣では二基の大松明に点火したが、卯の刻渡りでの大松明は一基の奉火である。子烏帽子(子供)による御神輿も参加する。大松明が奉火され終わると、拝殿前で門踊りである。三日間の間に三回、節目で舞われる門踊りは、悪霊祓いの舞である。 |
上写真2枚;御渡りの前の御旅所。鳴り物が囃し続ける。 |
上写真6枚;御渡りと大松明の奉火。 |
上写;拝殿前での門踊り。こちら向きが 向かいぶり という役で、「ぺぺつー」と言うと、残り8人の中老が「さらばー」と応答する。意味は不明だ。 |
■御面渡御
年行司(行事)により、日吉(赤面)と若宮(黒面)が奉持され、沙弥美師2人と区長宅に祝福に渡っていく。背後には囃し方を従えている。年行司は訪問宅の玄関前に赤土で輪が描かれており、その上を鬼面を奉げつつ三周する。家の長老は紋付袴で茣蓙の上に正座して待つが、御面の到着と同時に頭を垂れて拝する。静寂の中で厳かに行われる儀礼に、驚きで一杯であった。 |
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Last Updated 2011-08-04