撮影場所&日;滋賀県犬上郡多賀町 多賀大社、 平成24(2012)年8月4日 |
伊邪那岐大神、伊邪那美大神を御祭神とする多賀大社さん、夏の風物詩となった万灯祭では その名の通りに一万二千という数の提灯に灯火が入り、多くの参拝者で賑わう。伊邪那美大神は黄泉の国の大神となられたことで、祖先の霊をお護り下さる女神様に感謝申し上げるお祭りだという。 「霊魂昇華説」がある・・・死者の霊は鎮魂と滅罪の供養によって祖霊となる。そして更に罪穢れが浄化されて神となる、という説である。 死者の霊は死霊となり、33年目の弔い上げで祖霊となり、やがて神となるのである。むろん神となったとて、神祇の清浄な神と死者の霊の神は区別されている。弔い上げの手法は神道にはない。巧く仏教と習合した観念の世界が、死後の霊魂の顛末である。 例年8月の3〜5日に行われる万灯祭、境内では巫女さんによる舞の奉納があった。四方拝・式神楽・速神楽の三曲が奉舞された。 |
■ 平成25年8月3日撮影 多賀大社 万燈祭 |
■ 平成29(2017)年8月5日 撮影 |
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Last Updated 2017-09-27