■平成26(2014)年8月15日撮影、 滋賀県東近江市妹
No.49にUPした 青山 とは曽根という集落をはさんで約1.5Kmほど離れた集落が妹である。曽根の「おしょうらい」は未見ながら、河原で行われることはないという。ただ青山と本UPの妹は愛知川の河原で行われるものの、若干様相が異なっている。青山いおいては河原において自然石で囲いを作って内部に石を積み上げた通称「お地蔵様」を祀られる。この場合は川の流れに入り込むような場所に設営されることは見られなかった。だが妹においては自然石で囲いを河原に設けることなく、川の流れの中に自然石を積み上げて「お地蔵様」としてお線香をあげて合掌されていた。川の流れのキワであるから、川の水量によっては崩れてしまうことや、ご先祖様の霊を迎えた場所が分からなくなってしまうこともあるようだ。迎えた「お地蔵様」で送られるわけだから、その場所を探して河原を歩かれる人を多々みた。撮影において気を付けないといけないのは、思わぬ処にお地蔵様が組んであったりすることだ。その石積みが石塔というには素朴すぎるため、注意しないと普通の石と思って壊してしまう危険性があるのだ。 青山のように河原は賽の河原のイメージかもしれないが、川のキワで行われるのは三途の川のイメージかもしれない。 |
上;河原の近くの墓地で卒塔婆など積んで斎燈を焚き上げる。 |
上;斎燈で松明に火をもらい、河原で線香に火をつける。 |
上3枚;祖霊送り |
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Last Updated 2014-09-01