日本!(復活 蒸気機関車)
4 上越線・信越線
■ C61 復活号   撮影;平成23(2011)年6月5日

長く群馬県伊勢崎市華蔵寺公園遊園地で静態保存されていたC61型蒸気機関車の20号機が、6月4日から上越線の高崎〜水上の間で、「快速SL C61 復活号」として営業運転を始めた。C61型は昭和22(1947)年から3年間の間に33両が、三菱重工と日本車輌で製造された。軸配置は2−C-2の通称“ハドソン”と呼ばれ、特急や急行列車の用途で設計された。復活運転を始めた20号機は昭和24(1949)年7月に、三菱重工で製造され、最初は青森に配置された。廃車になるまで24年間の主だった活躍場所は東北方面であったが、晩年に宮崎に転属し、昭和48(1973)年11月に廃車になっている。その後は前記したように静態保存されたのだが、その状態が本年までで38年間だから、活躍していた期間より長く動かないで眠っていたことになる。平成22(2010)年に公園から大宮総合車両センターに搬入され、復元工事が行われてきた。ボイラーへの火入れ式は本年の1月27日に行われ、3月に鉄道博物館で有火状態で一般公開された。その後に習熟運転を繰り返し、6月4日から営業に帰ってきたのである。

私自身が上越線に蒸気機関車の撮影に何回か訪れたのは、もう20年も前のD51が復活した頃のことである。その後は上越線から遠ざかっていたが、今回 再び、大きな興奮で上越線を訪れることになるとは思ってもいなかった。国鉄現役蒸機時代には馴染みの無かった形式だが、走ってくるC61を見ると、よくぞ!という感嘆と復元に携わった人々やJR東日本への感謝の気持ちで胸が熱くなるほどである。それと蒸気機関車には、やっぱり旧客である。撮影するだけでなく、煤を思いっきり吸い込んで味わいながら、汽笛にドラフトそして客車のジョイント音と振動に身を任せてみたいものである。

上写真;後閑〜上牧

上写真;水上


■ SL重連レトロみなかみ  撮影;平成23(2011)年9月23日

9月23〜25日の三日間、C58・C61・D51の三台の機関車の組み合わせを変えて、重連運転が行われた。撮影してきたのは初日の、D51+C61。

上写真;渋川〜敷島

上写真;後閑〜上牧

上写真;敷島〜渋川

上写真;渋川


■ SLレトロみなかみ 撮影;平成23(2011)年10月30日

上写真;八木原〜渋川

上写真;敷島〜渋川


■ SLググっとぐんまみなかみ  撮影;平成25(2013)年10月20日

上;八木原〜渋川、渋川〜敷島


■ 信越線

上写真3枚、松井田〜西松井田
上より平成24年9月2日、9月16日、9月30日撮影

上写真、西松井田〜横川、平成24年9月30日


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Last Updated  2013-11-07